「月商」のマジック

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どうも
リューさんです。



今日のテーマは「月商」についてです。



よく物販ビジネス系の情報発信者の
実績の紹介のところで「月商〇〇万!」
なんていう表記を見かけますよね。



わかる人はここで
「なんだ月商か」ってなるわけですが、

この「月商」という表現は
初心者さんを惑わせる可能性がある
ちょっと危ない表記なので

今日はその辺を解説します。



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「月商」と「月収」の違い
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ググれば普通に出てくることではあるんだけど

「月商」は「月の売り上げ」で、

「月収」は「月の収入」です。



月商100万円でも利益はそのうち20万とか、
そんなことも全然あり得る話です。



まぁつまり
月商100万の物販プレイヤーが
毎月自由に使えるお金が100万
というわけではないということです。



文字にすればするほど
当たり前の話なんですが、

物販ビジネスではなぜかこの
「月商」という概念で
実績を語りたい人が多いみたいです。



この違いが見抜けないことで
世の中では騙したり騙されたりといったことがが
普通に起きているというわけなんですよね。



だから
これから物販を実践していこうとか
物販におけるメンターを探そうとか

そういったことを検討している人は
「月商」と「月収」の違いには要注意です。



月商で語っている人を見かけたら
「利益率はどのくらいですか?」とか
「利益はどのくらいですか?」
という質問が出来ればOKです。



とは言っても
ハナから月商ベースで実績を表現する人に
そんな突っ込んだ質問したとしても
あまり明確な答えは返ってこなさそうですけどね。



逆に、収益を隠したいときは便利な表現です。

情報発信界隈に首を突っ込んでいると
感覚がマヒしてしまいがちですが、

利益率、つまり自分の収入を知られるというのは
財布の中を覗かれているのと等しいわけです。



情報発信は信用と信頼の世界でもあるので
敢えて「財布の中身」を公開しないといけない
という場面も出てくるわけですが、

「開示するのは決して普通のことではない」
というごく一般の感覚も持ち合わせていたいものですね。



ともあれ、
みんなが憧れるような成功者の生活を
意図して金額的に表現したいのであれば
必ず「売り上げのうち利益がどのくらいか」
という話をセットでしないといけないわけですね。



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物販を教え、教わるにあたっても
「月商」はナンセンス
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生徒さんに物販を教えていて
「今月どのくらいですか?」なんて聞くと
「売り上げ〇〇万です」と
報告されることが多々あります。

やはり大きなお金を動かしている感があるのは
「月商」という表記の方なのは確かです。



もちろん私としては
即座に「それで利益は?」って
聞き返すわけですけどね。

(私のコンサル生の方には
 この手のやり取りに覚えがある人もいるはず笑)



教える立場、教わる立場の考え方としても
「月商ベースでの報告」はよくないです。



物販に限らず全てのビジネスで言えるのですが
重要なのは「利益がいくら残るか?」
というただそれだけです。

物販ビジネスで明日の生活が潤い、
具体的に人生が変わるかどうかは
あくまでも「利益」でしか語れません。



そして利益をより多く手元に残すために
初めて「売り上げ」と「利益率」を伸ばすことが
重要な課題になってくるわけです。



「今月調子どうですか?」と聞いて
「売り上げ〇〇万です!」と返されても

本当に儲かってるのかどうかはもちろん、
そこに改善すべきポイントがあるかどうかも
一切読み取ることができないのですよね。



まぁ、私のコンサル生の皆さんにおいては
私が「上手くいってるか否か」を判断するために
必要な事項が揃った日報のテンプレを渡してるわけですが。

なんのビジネスを誰から教わるにしても
売上だけじゃなくて利益額とか利益率っていうのは
とても大事な要素になってきますので

意識してやっていきたいものですね。



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編集後記
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物販プレイヤーの間で
実績について語り合うときに
「月商」とか「月収」以前に

「それは何月の実績なのか?」
という話がホットになったりします。



というのも物販ビジネスには
「書き入れ時」ってものがあります。

当然、クリスマスや年末年始などは
普段より大きくお金が動くので
過去最高値を更新しやすいわけです。



「あの人『月商1500万』って言って
 コンサル売りまくってるけど
 あれ12月の数字らしいよ」

なんていう話になるんですね。



他の情報発信者は詐欺師だ!
みたいな他者を貶めるような話は
あまりしたくないのでこの辺にしておきますが、

少なくとも
「月商」と「月収」という表現のマジックは
もうかなり使い古されたテクニックです。



割と当たり前に見破っておきたいポイントなので
ここで確実に押さえておきましょうね!



したらな!
北村リュウ

北村リュウ

詳細なプロフィールはこちら https://ryu3web.com/profile

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