【第2話】物販プレイヤーの栄光と凋落

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どうも、北村リュウです!
今回は第2話
昨日の続きです。
まだチェックしていないという方は
こちらをご確認ください。
【第1話】物販プレイヤーの栄光と凋落
〜〜〜以下、あらすじ〜〜〜
副業を始めた2014年の8月。
私はアフィリではなく
会社の部下であり後輩から
せどりを教わってました。
自己アフィリで資金を作って
リサーチツールをスマホに入れて
近隣の店舗で仕入れて
Amazonの倉庫に送る。
紆余曲折ありながら
月収5万はサクッとクリア。
しかし更なる野望である
「脱サラして独立して
 好きな時に好きなだけ
 ギターを弾くんだ!」
という目標を想定した時
サラリーマンとしての仕事に代わる
生業としてのビジネスにするには
・結局ただの肉体労働である
・もっと楽しながら大金稼ぎたい
・妻子を持った時に胸はってできる仕事ではない
などといった
様々な問題がハードルとなって
会社員としてはもう限界に来ていた
私の目の前に立ちはだかったのでした。
重い腰を上げてなんとか
月収5万円という成果を出したのに
私の独立への道のりは
白紙に戻ろうとしていたのです。
〜〜〜あらすじ、以上〜〜〜
・・・・・
せどりでの独立起業プランは
完全に私の中では
頓挫していました。
せどり自体はめっちゃ楽しい。
ヤマダ電機とか
ドンキとかTSUTAYAとか
そういう店に入って
ワゴンセールをチェックする。
誰も興味のなさそうなところ
知る人ぞ知るポイントを押さえ
大きな利益の出る商品を
探し出すというプロセス。
「狩猟」とか「お宝探し」
みたいな感じなんですよね。
でも「お宝探し」って
安定性や継続性に乏しい。
今月たまたまいい商品が
たくさん見つかったとして
来月同じだけの商品を
仕入れられるかという不安もある。
3年くらい副業で回してみて
年間の仕入れサイクルを
把握できないことには、
自分の生活を人生を
預けることはできない。
そう思ったわけです。
そして店舗せどりってのは
世間的にも疎まれたりする。
「転売ヤー」ですからね。
お付き合いしてる彼女の実家に
結婚のご挨拶に行った時に
「お仕事は何を?」
「転売ヤーです!」
「まぁ、なんて素晴らしい職業」
とはならんでしょう。
私は会社員としての
路線を外れようとしていました。
そうするしか道がないくらい
会社での雇われとしての
立ち居振る舞いに限界を感じていた。
でも人並みの人生の幸せを
全て捨てられるか?というと
それは絶対に無理でした。
結婚もしたいし
子どもも欲しい。
家だって車だって。
・・・・・
他の転売ヤーにはない手段として
私にはアフィリがありました。
せどりと同時並行的に
サイトアフィリをやっていたのです。
奇跡的にそちらが芽吹いた。
実践開始から10ヶ月で
会社員の給料を安定的に
超えるようになったのです。
そしてアフィリエイターとして
独立起業し、
月収100万を超えたところで
せどり・転売ビジネスの経験を
そのまま捨てるのが
惜しいと感じたのです。
そこで始めたのは
「無在庫輸入ビジネス」でした。
無在庫輸入っていうのは
アメリカのAmazonの商品情報を
ツールでさらってきて
送料や関税と利益を載せて
国内Amazonに出品。
売れたらアメリカAmazonから
商品を仕入れてお客さんのところに
発送する。
そういうビジネスモデルでしたね。
物販とはいえ
検品も梱包も必要なし。
国内についた荷物は
発送代行に届いて
そのままお客さんのところへ。
全てのプロセスが
ツールでほぼ全自動なので
商品がどんなものであるか
売れるまでわからない上に
利益は必ず1万円を乗せるように
ツールで計算されています。
ツールぽちぽちするだけで
100個売れたら
月収100万円ですよ。
店舗せどりとはえらい違い!
こんなに簡単で
こんなに利益が取れる
手間も暇もかからない!
素晴らしい物販ビジネスです。
これとアフィリを合わせれば
ちょっとした富豪になれると
割と本気で思ってました。
最初こそ苦戦したものの
8ヶ月ほどで月収40万を達成。
得意の外注化もして
200万くらいごそっと
掻っ攫ってやろう!
そう思っていた時に
とんでもないトラブルが起きます。
Amazonのセラーアカウントが
相次いで凍結し出したのです。
Amazonのセラーアカウントは
基本的に1人一つまでしか持てません。
複数のアカウントに
同じ端末や回線で接続すると
アカウント同士が紐づいて
規約違反として検知される。
アカウント凍結されます。
私はアフィリエイターですから
小手先のテクニックはありました。
Amazonにバレずに
最大で7つのアカウントを
運用していたのです。
2つ持つだけでも規約違反なのに
7個持ってたんですよ。
頭おかしいでしょ?
でもAmazonにバレたことは
一度もありません。
私のアカウント運用は
完璧すぎるくらい完璧でした。
ではなぜ凍結したのか?
知的財産権の侵害です。
元々存在する商品に
相乗り出品をすると
商品のメーカーは
それが気に入らない。
Amazonに通報されるのです。
「うちは販売を許可していない!」
「これは偽物ではないか」
「著作権の侵害ではないか」
という内容でね。
Amazonは転売ヤーよりも
権利者を守る姿勢なので
怪しいアカウントはBANされる。
本当に恐ろしいのは
ここからです。
BANされたアカウントの
売上金はどうなると思う?
サスペンドされます。
アカウントの潔白が証明されない限り
お金振り込まれないの。
クレジットカードで仕入れた
商品の代金が支払えない。
Amazonに改善計画を提出して
それが認められないと
最悪の場合、
売上金は没収です。
似たような手法でやってる人は
当時たくさんいたので
あちこちで問題になりました。
金額が数千万単位に
なるケースもあるので
訴訟を起こした転売ヤーも
いたくらいですよ。
ちなみに私は全アカウント合わせて
200万程度のサスペンドでした。
訴訟を起こすほどの
大きな金額ではないところが
逆に厄介です。
だって200万ってだけでも
1人の人生を狂わせるには
十分すぎる金額ですから。
迫り来る支払い期限!
しかし私の改善計画書を
微動だにせず突っぱね続ける
Amazon Japan
振り込まれない現金
その額、200万円以上。
破産か?
復活か?
事業拡大と富のために
持っていたスキルを活かそうと
手を出した物販への再挑戦。
しかし想定していなかった
生きた心地のしない日々が
地獄の門のように
大きな口を開けて
私を飲み込もうとしていたのでした。
今回はここまで!
次回、最終の3話をお送りします。
リュウでした!
北村リュウ

北村リュウ

詳細なプロフィールはこちら https://ryu3web.com/profile

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