BUYMA無在庫転売って稼げるんですか?

どうも
リューさんです。

 

連日死ぬほど暑いですね。

私は北海道に住んでるんですが
近年の北海道の夏はとても涼しい。。。
なんてことは全くなくて、めちゃくちゃ過酷です。

 

北海道の住居って基本的にエアコンが無いんですよ。

なのに本当に暑い日は
東京とかとあまり気温が変わらないわけです。

私がこのメルマガを書いている作業場も
エアコンが無い上にPCが2台とか稼働してるので
すごい熱気に包まれて汗だくで仕事をしています。

 

そろそろエアコン入れた方がいいかなーと思ってますが、
暑い時期がそんなに長いわけでもないので
結局躊躇して導入には至ってません。

 

さて、今日のテーマは
「BUYMA(バイマ)の無在庫転売」
についてです。

 

というのもいま私が転売の先生をしていて
一番多く比較、相談されることが多いのが

この「BUYMA無在庫転売」なのですよ。

なぜだかはよくわかりません。
流行ってるんですかね?

 

副業、ネットビジネスの世界では

お金を払って教わる人と
お金をもらって教える人がいます。

教える人はみんな自分の稼ぎ方を
「これが最高なんですよ」といって
売りたがるわけです。

まぁ、そんなの当たり前ですよね。

 

ちなみに私はBUYMAはやってませんし、
教えているのは国内転売とセミオート化です。

とはいえ
「国内転売最高!!!」とか
「全員国内転売をやるべし!」などと
心から思ってるわけではなく。。。

 

メリットとデメリットをちゃんと見据えた上で

「こういう人にはまず国内転売」
という推奨の仕方をしているつもりです。

 

そんな私に
「BUYMAってどうなんですか?」
って聞いてくるってことは

ある意味真っ向から否定してほしいんだと思いますので

今日はそんなリクエストにお答えする形で
BUYMA無在庫をこれでもかってくらい
こき下ろしていきたいと思います。

 

とはいえ私は感情論でぐちゃぐちゃ言うことはしません。

あくまでも論理的に何がダメなのかを解説します。

 

ちなみに
「BUYMAの無在庫転売ってそもそもなに?」
って人のためにどんな稼ぎ方か説明しときます。

 

BUYMAってのはお客さんが出品者から
ブランド品などを購入できるサイトです。

BUYMAにパーソナルショッパー(出品者)として登録し
商品登録をしておくことで
「売れてから仕入れる」
という無在庫転売が実現します。

 

しかもほとんどのプラットフォームが
規約で「無在庫禁止」としている中、

BUYMAは無在庫販売を許可しています。

その上、注文後に商品が手に入らなくてキャンセルする
といったことも規約でOKとしているサイトです。

 

なので巷の情報発信者たちは
「無在庫だから在庫リスクゼロ!」
「資金ゼロでも稼げる!」
と謳っているわけです。

 

でもデメリットやリスクのないビジネスなんか
あるわけがないということは先に宣言しときます。

 

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本当は怖いBUYMA無在庫転売
デメリット集
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【1,熾烈な価格競争】

BUYMA無在庫で取り扱うのはブランド品です。

ブランド品を買ったことがある人はわかると思いますが
「このブランドのこの形の財布が好き」とか
ある程度個別の型番・モデルに狙いを定めて買いますよね。

 

ではBUYMAユーザーがBUYMAに求めるものとは何かというと

・国内で手に入らないモデル
・より価格が安いもの

のいずれか、もしくは両方ということになります。

国内で手に入らないものが欲しければ
海外に飛んでって自分で買う人もいますので
どっちかというと安さ重視ですかね。

 

ユーザーが価格を重視するのであれば
検索結果を安い順番にソートして
目当て商品を探すはずです。

出品者も安いものから売れているとわかれば
対抗して値下げ合戦になり価格競争が起こります。

 

すると始めは利益が出ていた商品も
競合が増えることで利幅が薄くなってきます。

 

まぁ、物販や転売では価格競争はつきものです。

 

しかし価格競争は体力勝負です。

競り合うことで利益率が5%とか10%になれば
資金力に乏しい弱小出品者はまるで商売になりません。

 

あらかじめ覚悟して戦略立てておかないと
普通に心折れて挫折しますよ。

 

【2,仕入れ元の開拓が難しい問題】

美味しい商品を見つけても価格競争に巻き込まれるので
次から次へと新しい商品を探さないといけないわけですが、

腐ってもブランド品なわけで
安く仕入れられればなんでもいいというわけではありません。

いくら無在庫でも偽物のリスクはあります。
うっかり掴まされたらアウトですよ。

 

信頼できるショップで
ライバルよりも安く仕入れる

って文字にすると簡単ですが実践を想像したら
めっちゃ難しいと思いませんか?

 

え?

「私が入ったスクールでは先生が仕入れ先を教えてくれるので大丈夫」

ってそれ本当ですか??????????

 

転売において「仕入れ先」は重大な機密情報です。
それを生徒とはいえ他人に教えるということは

1、既にその先生は転売を引退している
2、その仕入れ先は誰でも知ってる美味しくない店

のどちらかであることがほとんどです。

 

私もリサーチに困っている生徒さんに
仕入れ先とか商品とか教えることはありますが

当然、それを教えたところで
自分の飯のタネには響かない
ということが最低条件です。

 

だいたい単純に魚を釣ってあげても
魚を自分で釣るスキルには繋がりません。

私の場合はただ教えるだけじゃなくて
必ずそこから自分で開拓するための考え方をセットで教えてます。

ただ口を開けて待ってる人間は
目先のお金を掴んだとしてもあまり前には進めません。

 

何よりそういう餌付けは
コンサル生が少人数だから成立することですよ。

 

【3,資金ゼロの巧妙な罠】

BUYMA無在庫はクレジットカード仕入れをするので
資金ゼロでも実践できる!

というのはほとんどの教材や塾で教えています。

 

が、まさか本当にそんなに甘い話が
あると信じてるわけじゃないですよね?

 

確かにBUYMAは入金のフローが早いです。
クレジットの引き落としまでに
入金されることが「ほとんど」だと思います。

 

全ての取引で何も問題が起きないならの話です。

 

BUYMAでは決済の保留があります。
取引の内容や商品に問題があると売上金の振込が保留されます。

これは出品者側に問題があったかどうかなんて関係ないです。
お客さんが異議申し立てをすれば問答無用で保留なのです。

この場合、カードの引き落としに間に合いませんよね。

 

あとお客さんが異議申し立てをしなくても
「取引完了」のボタンを押さなければ
発送通知から23日後まで取引が完了にならないです。

BUYMAは取引完了から振込までに最大2週間かかります。

この場合もカードの引き落としには間に合いません。

 

しかもブランドものを扱えば1件あたりの取引高も高くなるので
1件問題が発生して振込が遅延すると大ダメージですよ。

 

それとBUYMAは理由もわからず
突然アカウントを停止してくることがあります。

そんなこと天下のAmazonでもやりませんよ。
びっくりですね。

アカウントが停止すると基本的に振込は保留されるので
ここでも資金ショートのリスクが普通に存在します。

 

というわけでこれが
「BUYMAの無在庫が資金リスクゼロである」
というお決まりの論説を
私が軽く笑ってスルーする理由です。

 

【4,カードの限度額の問題】

クレジットで資金ゼロの仕入れが成立するのは
十分なカード限度額が確保されていることが前提条件です。

 

仮にカード枠が200万あったとして、
1ヵ月に使える枠は100万です。

カード枠が復活するのは月が替わったタイミングではなく
口座から引き落としがかかったタイミングだからですね。

 

しかもブランド品は一点あたりの金額が高いので
枠が相当無いと回せない。というのは言うまでもないですね。

 

そこで頭のいい人は入金された収益を
デビットカードなどで仕入れに回していくことで
自己資金の問題を地道にクリアしていくわけですが
ほとんどの人はこの資金管理がまともにできないです。

 

というかそもそも資金管理が出来る人は
自己資金が無くて困ったりしませんからね。

お金の管理すらまともにできないから
自己資金が無いとも言えるわけです。

 

そこで
「資金ゼロでも大丈夫!」
みたいな甘い言葉を頼りにBUYMA無在庫をやろうとすると
必ず期待を裏切られたような気分になります。

 

【5,詐欺やカード事故多発問題】

BUYMAはブランド品で一点当たりの金額が高いです。

すると仕入れをしていて詐欺被害に遭った場合の
ダメージが大きすぎるんです。

 

普通に国内転売をしているだけであれば
数千円ないし1万程度の損失で済むところ、

BUYMAのブランド品なら数十万円になるので
問答無用で一発退場です。

 

これがリスクじゃなくてなんなんでしょうか?

 

【6,参入障壁低すぎ問題】

ここまでは販売することが出来てからのデメリットでした。

 

しかし本当ならこれを一番最初に話すべきだったかもしれない。

 

BUYMAに新規参入した人はほとんどが
稼ぐことすらできずに撤退することになります。

 

BUYMAは資金ゼロでリスクゼロ!って言えば
みんな面白いくらい飛びつくんですよ。

 

だから新旧問わずライバルだらけです。
他との差別化を要求されるってことです。

 

ビジネスは価値提供の勝負です。

 

そもそも誰でも簡単に参入できるような
無在庫ピンハネビジネスが
市場に与える価値って一体なんなんでしょうね?

 

しかもある程度「型」が決まってるプラットフォームで
他と差別化するのってめちゃくちゃ難しいです。

 

ヤフオクだのAmazonだのという
ごく普通に参入障壁のあるプラットフォームですら
ライバルとの衝突を避けることはできないわけです。

 

BUYMAはそこらへん、地獄絵図ですよ。

 

 

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編集後記
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ブランド品と言えば
私はヴィトンの
「ジッピーウォレット・ヴェルティカル」
という財布を愛用しています。

昔からタイガレザーが好きで
20代前半から使ってた前の財布もタイガです。
10年経って買い替えてもまたタイガ。

 

よくあるモノグラムみたいな
「ザ!ルイ!!ヴィトン!!!」みたいなのが苦手で。。。

一見するとヴィトンっぽくなくて
わびさびがあり主張の激しくないモデルが好みです。

 

例えばヴィトンなら何でも好き!という
ヴィトンがウ〇コしても喜んでついてく人たちは
基本的に国内もしくは海外のルイヴィトンで買います。

 

彼らのような本物の富裕層は
「ヴィトンでいくら使ったか」をステータスとします。

 

お得意様しか通されないVIPルームに通されて

「何か買わないと解放してくれない雰囲気だったから
とりあえず150万円分くらい買いました笑」

とか言ってるんです。

 

「そんなん誰が欲しいの?」っていうような
ヴィトンのロゴが入った虹色のテディベアとか買って

「これ10万もしたよー」

とか言ってるんです。

 

「このブランドだったらなんでもOK!」
という酔狂なファンはそもそもBUYMAを使わないってことです。

 

とはいえBUYMAは全国で730万人のユーザーを抱えてます。
集客としては十二分ですよ。

無在庫販売という手法自体もBUYMAに限ったことではなく
世の中のあらゆる業界で実践されているものです。

 

だからBUYMAが稼げないってことはないんです。

 

しかし在庫管理や資金管理など
転売をやる上での当たり前の感覚を
身に着けて参入する無在庫BUYMAと

本来覚えてしかるべき仕事を放棄し
世の中への価値提供のハードルから逃げて
素人が素人のままでお金だけ都合よく引っこ抜きたいという
盗人根性で参入する無在庫BUYMAでは

全くと言っていいほど見える景色が違ってきます。

 

大きなお金を手にするには
相応の器が必要になります。

器が出来ていない状態で稼ぐと
いろいろな感覚が狂ってしまい、
稼ぐ前よりもたくさん失うことになるので注意してくださいね。

 

したらな!

北村リュウ

北村リュウ

詳細なプロフィールはこちら https://ryu3web.com/profile

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